基礎コース2回め終了

基礎コース140125昨日は現代朗読基礎コースの2回めだった。

初回の先週に体験で来てくれた人が、ひとりをのぞいて全員が昨日も来てくれて、継続参加を決めてくれたりゼミ生になってくれたりした。

現代朗読の仲間が増えてとてもうれしい。

 

昨日は朗読という表現行為は、本質的になにをすることなのか、あるいはその行為に必要な用件とはなんなのか、ということについてレクチャーした。

一般的にカルチャーセンターや朗読教室、放送局の朗読講座などで教えているのは、朗読表現の本質部分ではなく、技術的な部分――それも表層的な――であることが多い。

そしてその技術は、じつは大正14年にスタートしたラジオの本放送――のちにテレビ放送へとつながっていく――で必要となった、共通語による「放送技術」のことを意味している。

 

放送技術も大切だが、現代朗読では本の中身を伝えることよりも自分自身を表現することを重視している。

だから、放送技術ではなく、より深層的な個人の身体性や深層意識にアクセスしていく方法を練習する。

そして言葉も、意味ではなく(意味の側面ももちろんあるのだが)音の要素としてとらえていく「耳/音にたいする感受性」をたかめていく練習をする。

 

そういったことを解説し、また群読しながら確認してもらったりした。

来週の3回めは、現代朗読におけるテキストの扱い方について解説していく予定。

 

ちなみに、基礎コースの途中参加を受け付けていたが、3回め以降は途中参加はできません。

4月からスタートする新期の参加者を受け付けています。

詳細と申し込みはこちら

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