オーディオブック・リーダー養成個人セッションの初日だった

2014-09-09-01-30昨日の午前中はオーディオブック・リーダー養成講座の個人セッションをおこなった。

受講者は中京在住の方だが、仕事で毎月上京する用事があるということで、初日は羽根木の家までおいでいただいた。が、この講座は初日のセッション後、約一か月、現代朗読協会のゼミ生扱いとしてみっちりとフォローアップする。

毎回のゼミに上京できないので、オンラインでの参加ということになる。 オンラインでゼミに参加するためには、Google+のハングアウトという無料のビデオチャット機能を利用することになる。

昨日の方は詳しくは書けないが、大変ユニークな職業の方で、その職業における知識や文献の内容を人に伝えたり、残したりするために、オーディオブックを作りたいというニーズがあった。また、それとは別に、ご自身の生き方の中心に「表現活動」も据えておられて、すでに朗読公演などの活動をされているとのことだった。 それに生かすためにも、きちんとした技術的裏付けをほしかったのだという。

ふつうに話しているときにはわからなかったが、なにか読んでみてください、といったらご本人が「ごんぎつね」を選んだので、それを聴かせてもらったら、ちょっとびっくりした。 非常に安定感のある発声で、とくに呼吸がしっかりしている。 呼吸がしっかりしているということは、呼吸筋がしっかりしているということで、それはおそらくその方の職業に由来するものだろうと思われた。 発声が安定していれば、そこに多少の技術的な整いを作るのはそう難しいことではない。きちんとトレーニングすれば、オーディオブック・リーダーとして充分に通用するレベルに達するだろうと思われた。楽しみである。

アイ文庫および現代朗読協会では、現在、何人かオーディオブック・リーダーをめざしてトレーニング中だが、適切なトレーニングを自己管理のもときちんとやってくれさえすれば、ほとんどの方がやれる、と私は確信している。 それだけの裏付けを持つ技術的トレーニング法を、私は提供しているつもりだ。

(現代朗読協会主宰・水城ゆう)

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