初めての気流舎での朗読会

昨日は下北沢〈気流舎〉での初めての朗読会だった。
ここは有志が共同で運営しているブックカフェで、私も運営には参加していないが微力ながら協力している。
とても小さな店で、10人もはいればいっぱいな感じ。
むりやり詰めれば20人くらいははいれるかも。

午後5時すぎに、トランジション世田谷茶沢会の仲間で、気流舎の共同運営者のひとりでもある浅輪くんが、羽根木の家に寄ってくれる。
今夜は浅輪くんと桃ちゃんが気流舎の店番をやってくれることになっていて、その前に演奏機材の一部を運びに来てくれたのだ。
機材は最小のものだが、それでも私ひとりだとかなり重いので助かる。

私も午後6時、気流舎に向かう。
演奏機材のセッティング。
大きなキーボードはセットできないので、2オクターブしかないmidiコントローラーを持ちこんで、これをMacにつないで鳴らすことにした。
それをテーブルに上にならべる。
音は持参のBOSEのスピーカーで鳴らすのだが、気流舎にはWiFi経由のスピーカーも使えたみたいだった。

桃ちゃんも来て、コーヒーをいただく。
焙煎が深くておいしい。
朗読の野々宮も7時半すぎにはやってきて、照明のセッティングなどをする。

映画製作の高遠さんが来てくれる。
お仲間の方もあとで来てくれた。
ICUの学生さんが来た。
ピリカさんが来てくれた。

ほかにも現代朗読に関心があって、つぎの体験講座に来たいという安部さんという方が来られた。
ほかにも若い人がふたり。
店内はそこそこにぎやかになった。

8時すぎ、スタート。
まずは気流舎にある本を、お客さんが好きなように選び、それを片っ端から読んでいくという、野々宮ならではの即興朗読。
なにしろ初見なので、だれでもできることではない。
私もところどころ音でからむ。
私の作品も読まれた。

9時にいったん休憩をはさんで、後半へ。
まだ本を選んでいないお客さんがいたので、2、3册即興朗読をやってから、最後の宮澤賢治「虔十公園林」の全文朗読へ。
みなさん、しっかりと聴き入ってくれた。

終わってからビールや焼酎を飲みながら、みなさんとお話する。
それぞれの方とつながりを感じ、深めることができた。
気流舎での朗読は、野々宮も私も自分の能力をめいっぱい発揮することができて、充実感のあるものだった。
許されるならまたやってみたい。
(演出・水城ゆう)

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